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酵母を用いて生命現象を明らかにする
明らかにした生命現象を利用する
酵母を用いて基本的な生命現象を明らかにして利用する
酵母は古くから発酵に用いられてきた人類にとって身近で有用な微生物の1つです。それだけでなく、酵母は生物学(分子生物学、細胞生物学)にとても有用な微生物です。酵母には、培養が容易であることと真核生物であるため基本的な細胞構造がヒトと共通という2つの利点があります。それゆえ、モデル生物として科学研究に用いられてきました。
真核生物は、原核生物に比べて複雑な細胞内膜構造を持っています。真核生物の細胞内は核、ミトコンドリア、小胞体、ゴルジ体、リソソーム等の細胞小器官とその周りを満たす細胞質で構成されています。各細胞小器官が正しく機能するためには、そこで働くタンパク質が正しく作られ、正しく輸送されなければなりません。ゆえに、タンパク質の合成と輸送と分解に関する研究がこれまで盛んに行われてきました。
当研究室は、真核生物の細胞内タンパク質輸送を酵母を用いて明らかにしようとしています。
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